2013年09月02日

橋を架ける人―右手和子の遺したもの

2−98,橋を架ける人―右手和子の遺したもの

2013(平成25),8

全国紙芝居まつり記念誌第13回群馬大会第13回全国紙芝居まつり実行委員会

2年に1度行われる全国紙芝居まつりの記念誌に、20111117日死去した右手和子の業績を追悼するように依頼されて書いた。全37ページ中、P1112.児童文化史上の戦前と戦後の対立を、口演童話、ストーリーテリングを例にあげ、その分断状況が街頭紙芝居、教育紙芝居にも見られるが、右手はそれを克服しようとしたことを述べている。

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2013年08月30日

学校外学校に関わった人々点描

2−97,学校外学校に関わった人々点描

2013(平成25),9

子どもの文化第458号子どもの文化研究所

特集「広がる学校外の学びの場」に応じて書いた。他の執筆者、市川力「スクールフリーに戯れよう!」、鈴木裕二「日曜学校を行う目白聖公会の学校」、草間朋哉「仏教界における日曜学校」。明治期から始まった日曜学校、セツルメント、お伽倶楽部などの児童文化運動が、学校外教育にも深くかかわっていた事を、今井よね、松永健哉、久留島武彦、高尾楓蔭を例に挙げながら取り上げた。

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2013年08月07日

口演童話研究ノート(21)

2−96,口演童話研究ノート(21

2013(平成25),8

語りの世界第55号語り手たちの会

「童話研究」誌の童話会消息、童話界時事などと名付けられた欄から主に活動記事をひろい、各地の口演童話運動の動向を知ろうとしている。今回は特集「再話のたくらみ―物語の再生」に合わせて武田雪夫「感想 私のメモの中から 幼児童話の再話に就て」を冒頭に紹介した。

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2013年03月31日

お伽船は子どもの夢をのせて

2−95,お伽船は子どもの夢をのせて―お伽船運動は子どもの文化運動―

2013(平成25),4

子どもの文化第454号子どもの文化研究所

特集「かわいい子には旅を!冒険を!」に応じて書いたもの。明治時代に始まって昭和まで続いた、子どもを客船に乗せて瀬戸内海を旅行させた、お伽船の概略を記した。民間主導の近代化運動であった。他の執筆者、田中周子「かわいい子には旅をさせ!自分を発揮できる子に!」、二枚田昇「山奥の村での自然体験塾の子どもたち」、林知子「かわいい子には旅を―家族史の中から想う―」。

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2013年03月23日

サムライと怨霊

2−94,サムライと怨霊―崇徳院・悪左府頼長にとっての保元の乱と怨霊化―

2013(平成25),3

人間文化研究第30号京都学園大学人間文化学会

歴史民俗学専攻による「サムライ文化特集」に応じたもの。保元の乱を端緒とした、古代から中世への推移についてサムライと怨霊をめぐって論じた。他の執筆者、吉村亨「特集『サムライ文化論』に寄せて」、佐々木高弘「多田源氏と丹波国の妖怪伝承―サムライの精神的レトリックの誕生―」、中西裕樹「京都の城にみる武士・侍の質的変化―サムライ文化論に関する一ノート―」。

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2013年02月02日

鈴木紀子「チョコレートと兵隊」−戦時下映画と紙芝居の歴史研究のかなめ−

2−93,鈴木紀子「チョコレートと兵隊」−戦時下映画と紙芝居の歴史研究のかなめ−

2013(平成25),2

子どもの文化第452号子どもの文化研究所

鈴木紀子研究の続編。まず映画研究上の『チョコレートと兵隊』に関する論文を見ると、池川玲子「戦時下日本映画の中の女性像―『チョコレートと兵隊』再検討―」があり、それを見ると、実弟を中国戦線で失った鈴木紀子の戦争中の動向に関するたくさんの史料が示されていたので、それに当たった成果を報告している。さらに紙芝居研究の立場から、池川論文で推測されていた紙芝居側の動きを明らかにした。

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2013年01月02日

口演童話研究ノート(20)

2−92,口演童話研究ノート(20

2012(平成24),12

語りの世界第54号語り手たちの会

「童話研究」誌の童話会消息、童話界時事などと名付けられた欄から主に活動記事をひろい、各地の口演童話運動の動向を知ろうとしている。今回は特集「障がいと語り」に合わせて京都の童話家熊見丈童という、足が不自由で、犬に車をひかせてお話をしてまわった人物を冒頭に紹介した。

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2012年12月19日

高尾亮雄と女たち―菅野スガ・三笠万里子・古屋登世子

2−91,高尾亮雄と女たち―菅野スガ・三笠万里子・古屋登世子

2012(平成24),12

人間文化研究第29号京都学園大学人間文化学会

一冊の著作も残さなかった楓蔭高尾亮雄の事績を、三人の女性との関わりによって浮き彫りにしようとした論考。大逆事件で処刑された菅野スガとは、社会主義による交流、神戸聚楽館での女優養成にまつわる女優三笠万里子との関わりは、娘佐藤愛子の小説『女優万里子』によって、晩年の別府行きは、若くからの関わりのあった古屋登世子の著作によって記述した。

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2012年12月01日

何が始まって何が終るのだろう

2−90,何が始まって何が終るのだろう

2012(平成24),12

子どもの文化第4412号子どもの文化研究所

特集「高齢者と子どものポルカ」を企画し、特集意図を交えながら書いたもの。他の執筆者、片岡輝「三文高いじーじ・ばーばっ子」、遠山昭雄「高齢者が観る紙芝居の行方」、本多千賀子「紙芝居をよすがに昔へ還るお年寄たち」。「われ思う故にわれ在り」の近代的アイデンティティが危うくなって来ている現代での、関係性の固定、枯渇を問題にした文章。

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2012年10月22日

資料としての紙芝居―渋沢敬三・宮本常一・香月洋一郎の方法

2−89,資料としての紙芝居―渋沢敬三・宮本常一・香月洋一郎の方法

2012(平成24),9

比較日本文化研究第15号比較日本文化研究会

特集「大衆文化と民俗学」の一文として書いた。162P3652P。他の執筆者と論文、香川雅信「妖怪/フィギュア論」、飯倉義之「都市伝説化する『想像力』―『大きな物語の喪失』と陰謀論的想像力」、村上和弘「キッチュとしてのマツリ―対馬・厳原の『朝鮮通信使行列』パレードを題材に」、稗島武「大衆文化研究の魅力と課題―社会学における大衆文化研究に関する一考察」、そして真鍋昌賢「特集について」が統括している。街頭紙芝居を資料として扱うことの困難さを指摘して、それを絵引の方法で克服しようとした試みを論じている。

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2012年10月05日

別府と大阪を結んだお伽船とスミカズ

2−88.別府と大阪を結んだお伽船とスミカズ

2012(平成24),10

大阪春秋第148号新風書房

特集「大正ロマンの画家・宇崎純一」の一文として書いた。これまでほとんど研究されていなかった大正期の人気画家宇崎純一(スミカズ)についての論文。平野芳弘「別府漫画とスミカズ」がその前に収録されており、別府と大阪に足跡を残していることが実証されたが、スミカズが別府に渡った新聞記事を発見したのは本論のみである。P60 63

特集目次

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2012年05月31日

ことばは紙ヒコーキである

2−87.ことばは紙ヒコーキである

2012(平成24),6

子どもの文化第446号子どもの文化研究所

特集「子どもの育ちとことば」を企画し、特集意図を交えながら書いたもの。他の執筆者、今村梓「娘と話そう―育児の中でのことば―」、笑福亭松五「お笑いの関西弁」、ピーマンみもと「おもろいで関西弁紙芝居―誌上ライブでどうぞ―」。方言と子育てをめぐる特集だが、方言が音声言語、声によることばであることへの注意を促した。

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2012年02月06日

口演童話研究ノート(19)

2−86.口演童話研究ノート(19

2012(平成24),2

語りの世界第53号語り手たちの会

「童話研究」誌の童話会消息、童話界時事などと名付けられた欄から主に活動記事をひろい、各地の口演童話運動の動向を知ろうとしている。今回は、大正121923)年まで来ているので、特集「時代を証す」にあわせて、関東大震災犠牲者への追悼文を「童話研究」から探し出し、掲載している。

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2012年02月03日

子どものつくる紙芝居の魅力と可能性

2−85.子どものつくる紙芝居の魅力と可能性

2012(平成24),2

子どもの文化第442号子どもの文化研究所

特集「子どものつくる紙芝居」を企画し、特集意図を交えながら書いたもの。冒頭対談「子どもが紙芝居を作ること・作るとき」やべみつのり、ふるた加代、他の執筆者、鬢櫛久美子「紙芝居で育む『子どもと大人の関わり』」、桐畑珠里「たった一つの自分の紙芝居を−『紙芝居をつくって演じる講座』の活動を通して−」。紙芝居が連続的芸術(sequential art)の一種であり、子どもが容易に制作できる側面を持っていること、子どもの描画法は「異文化」的であること、を踏まえて大人が子どもから学ぶことを勧める。

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2011年08月08日

口演童話研究ノート(18)

2−84.口演童話研究ノート(18

2011(平成23),8

語りの世界第52号語り手たちの会

「童話研究」昭和七年「綜合童話大講座」の橋詰せみ郎「幼児童話」から橋詰の幼児とお話をめぐる言説を取り出す。さらに彼の主宰した雑誌「愛と美」誌を編集した『橋詰せみ郎エッセイ集』(山崎千恵子編、関西児童文化史研究会)からも彼の業績と子どもへの関心を取り上げて紹介した。

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2011年05月05日

口演童話研究ノート(17)

2−83.口演童話研究ノート(17

2011(平成23),5

語りの世界第51号語り手たちの会

「童話研究」大正十二年三月号、五月号から童話会消息等の記事を拾っている。今回は前橋お伽学校、浜松子供協会、ペンペン草童話会、遠江二葉会、そして個人消息なども取り上げた。

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2010年12月03日

伝説の紙芝居作家鈴木紀子の戦後の消息

2−82.伝説の紙芝居作家鈴木紀子の戦後の消息

2010(平成22),12

子どもの文化第42巻第12号子どもの文化研究所

「チョコレートと兵隊」や「軍神の母」「安南の浦島」といった戦時中の紙芝居や映画の脚本を書き、戦後の消息が不明とされていた女性脚本家、鈴木紀子のその後を、石川県の資料をもとにたどった。

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2010年10月31日

新しい公共 古い公共?

2−81.新しい公共古い公共?

2010(平成22),11

子どもの文化第4211号子どもの文化研究所

特集「新しい公共」を企画し、編集意図を交えながら書いたもの。他の執筆者、西川正「『どうせ』から『どうか』へ―新しい公共とは―」、松原拓也「これからの『公共』の話をしよう―行政と住民が協働したまちづくりを―」、玉川正隆「市民を中心とした公共活動とは」。新しい公共を「官から民へ」という流れではなく、「公と共をわける」という流れで理解しなくてはならないことを論じた。

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2010年07月31日

オーラルヒストリーとしての反戦・平和紙芝居

2−80.オーラルヒストリーとしての反戦・平和紙芝居

2010(平成22),7

子どもの文化第428号子どもの文化研究所

夏の特集号「戦争で泣くのはいつも…」の「手づくり紙芝居で反戦・平和を 各地からのレポート」のまとめとして書いた。戦争体験者自らが、また、戦争体験者への聞き取りをして全国で手作りや自費出版の紙芝居が作られている。データベースで戦争体験+紙芝居を引くと600件以上の新聞記事がヒットするのだ。これらはオーラルヒストリー資料と考えるべきではないかという提起。堀田は211P中197198P。

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2010年06月23日

紙芝居を考える枠組みとしての映画

2−79.紙芝居を考える枠組みとしての映画―日本近代の代用品文化

2009(平成21),12

比較日本文化研究13比較日本文化研究会

特集「映画を分析する―人文・社会科学の新しい視点」の一つとして書いたもの。特集の意図は佐々木高弘が「特集について」を書いている。他の執筆者、志村三代子「憑きもの信仰と映画」、今井秀和「文学を対照化する映画」、飯倉義之「〈話形〉で読む『崖の上のポニョ』」、佐々木高弘「映像のなかで呼吸する風景」。堀田は116P中4051P。

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